禍々しさと清々しさのある独特な世界観。

「悪魔なあなた《のコーラス、私達も参加させていただきたいくらい。

宇野亞喜良先生描き下ろしジャケットも、何とも素敵です。

聴いているうちに、サロメの唇ならではの、
その一貫したうねりにするっと飲み込まれてしまいそう。

その心地良さにシビレてほしいです～ご堪能あれ♪

阿佐ヶ谷姉妹

プログレ、GS 、フォーク、民謡やわらべ歌までをも飲み込んだ
サイケデリック歌謡ロック！その深淵を覗いてみたまえ！

耳に懐かしいメロディ、ノスタルジックでありながらちょっぴり面妖な
歌詞が、遺伝子レベルで奥の奥から揺さぶりワクワクさせやがる。

「お迎え節《で始まり「サヨナラをしよう《で終わるのもニクいじゃあないか。

ほら、その深淵を覗いてごらん。

覗いたら最後、帰ってこれなくなっても知りませんぞ...。

クジヒロコ (キーボーディスト スピッツ、デカダン・スケバンド他)

天才、いや鬼才、水のチーフはどこに向かうのか？
ますますわからなくなるアルバムだ。
時間軸が今じゃ無い。今でないどこか。

そんな中、へぱらぺら節が京子さんのボーカルでキラリと光る。

悪魔なあなた、のイントロいいなぁ。

コバヤシオサム(アニメーション監督 BECK、Paradise Kiss 他)

この二人は年を食わないんでしょうか。

かつて対バンをしていた時と何も変わらない２人に恐怖を覚えます。

あとさ、へぱらぺら節のMVがサイケすぎてこれにも恐怖。
なんだろう。この恐怖。

一度この世界にハマったらもう平成に戻れなくなりそうで怖いです。

あなた方はどこでどんな風な生活を送っているのですか。

その出で立ちから裏切らない音をこれからも奏で続けていってください。
よろしく頼む。

小春（チャラン・ポ・ランタン）

最近、DJする時は「サロメの唇《の７インチ２〜３枚は必ず持って行っている。

サロメ・ファンや和モノ・パーティ以外でのクラブやイベントでの
お客さんの反応が楽しみなのです。

ボッサ・リズムの「こきりこ節《を青山のクラブでかければロンドンから来ていた
ゲストDJが目を丸くしてジェケを見せてほしいとブースに飛んでくる！

宇田川町のバーでフォービートの「バージン・ブルース《をアッパーなジャズに
続けてかければレコ掘り小僧達がジャケを携帯で撮りに群がる！

「しんどい音頭《は待ってましたのエージャナイカな民謡ロック、こちら今度、
大貫憲章さんと一緒しているイベントでかけてみようか、みんなの反応が楽しみだ、、、

とDJユースなアナログ連発に続いて久々のCDアルバム「みんなの狂想曲《が発売。

もうサロメの世界を楽しむしかない私なのだが。

後半のプレグレ・アバンギャルド風、続いて爽やか（？）なアコーステックな
フォークロックそしてラストはジェントルなサウンドと私のイメージしている
サロメとは違った姿を見せてくれる。

何か彼らに起こりそうな予感をさせる構成のニューアルバム、、気がつけば、また最初から
聞いてしまう、エンドレスな魔法のようなアルバム、、、なので〜す、、、、あークラクラ〜。

コモエスタ八重樫（DJ／音楽愛好家）

水の君と知りあったのは、サロメの唇が結成されて間もない頃だったと記憶している。

あれから10数年、そしてこのアルバム、長年、熟成発酵された奇妙な
グルーヴによる真の「和モノ《と呼べる世界を開拓した到達点だと言えるだろう。

影を持たないような音楽がもてはやされる中、この真っ直ぐな歌声に潜んでいるのは
「病み《ではなく「闇《であり、サロメの唇の魅力とはいわゆる歌謡曲にありがちな郷愁
などではなく、どこか新しい「怖さ《のような得体の知れない何かなのではないだろうか？

それはSNSに毒された人間には理解できないかもしれないけれど。

個人的に水の君には、今後も民謡や妖怪だったりの
古来の民族学的な音楽を極めていただきたいもの。

CD&レコード店の人へ！
この商品は「昭和歌謡《とかのコーナーではなく
「辺境音楽《のコーナーに置くのが相応しいと思います。

サミー前田 （ボルテイジレコード主宰）

「もしも、ディスクユニオン昭和歌謡館のテーマ曲がオリジナル書きおろしで実現できたら…《

ほんの冗談のつもりで湧きあがったアイデアを最高の形で具現化してくれたのは、
いかりや長介でもドラえもんでもなく…我らが吊誉館長＝サロメの唇！

5年ぶりに届けられたフルアルバムCD『みんなの狂想曲』で魅せてくれるチーフと
京子さんの佇まい…何やら今までとちょっぴり様子がちがうようだ。

パブリックイメージとして連想されがちな「昭和歌謡感《を醸し出しても
いるけれど…異端グルーヴがうねりまくる曼荼羅のようなサイケデリック空間が
銀盤の中に広がっているのだ！

<ひばり>も<ケイコ>も去ってしまい、<ちあき>にも<なおみ>にも会えないからと
いって…昭和に引け目を感じるのはもうヤメだ！

いまの僕らはサロメの唇をリアルタイムで体験できるという贅沢と特権を与えられているのだ！

やがて遅れてやってくる新人類たちに大いに自慢しようではないか。

動画サイトはそっと閉じて…今こそみんなでサロメが奏でる狂想曲に身をまかせよう！

杉本博士(ディスクユニオン昭和歌謡館店長)

ブレない美意識で究極の昭和40年代グルーヴを追求してきた
彼等だからこそ表現し得る恍惚のサウンド…

サロメの唇による当節やぶにらみ民謡考！

鈴木隆浩 (昭和元禄アングラポップ)

昭和スターのプロマイドがぎゅうぎゅうに壁を埋め尽くしている小さな空間、マルベル堂。

そんな店内に足を踏み入れたお客様が感じるトリップ感覚。
同様以上の感覚を感じられる『みんなの狂想曲』。

『みんなの狂想曲』がマルベル堂で流れていても違和感ないどころか、とてつもなくドラマチック！

想像するとドキドキです！
発売日には店内でヘビロテ決定♫

武田仁(マルベル堂店長)

この度は五年ぶりのニューアルバム発売、誠におめでとうございます！

サロメワールドがいよいよ円熟味を増し、もはや悟りの境地を歩んでいるかのようでした。

優れた作品は登場人物たちが一人歩きして息づいていく、と小説などで
よく言われますが、水のさとしさんの紡ぎ出す脳内宇宙、ベースラインが
縦横無尽に遊離し、橘京子さんの歌声は忘我となって天空を羽ばたき、
その庇護のもと楽器の華々たちが森羅万象を奏でているようです。

長いお付き合いになりますが、こうして真摯に音楽を、芸術を
追求し続けておられることをとても頼もしく思います。

唇に歌を、サロメに花束を！

タブレット純(歌手、芸人)

今回のアルバムの楽曲は今まで以上に狂ってますね。

まあ、それ以前に水の君の頭の中は元々狂っているわけですが、
その「狂《の部分に磨きがかかった感じ。

なので、流行りの音楽が好きな人にはまずオススメできませんが、
何かと普通じゃ物足りない人やキョーレツな刺激を求めている人には
うってつけの一枚なんじゃないかと思います。

あ、どう狂ってるかについては自分で聴いて確かめて下さい。

平山 雄(昭和スポット巡り)

BUSHIと言えば「武士《？

ノンノン、「節《で御座います。

後ろめたい郷愁、青春の挽歌。

ひとり酒のお供に、
今宵も召しませサロメ節。

マリアンヌ東雲(キノコホテル)